司法書士試験受験申請受付延期について

法務省関連の試験の実施予定状況

・司法試験(当初5/13~17に実施予定)→延期
・司法試験予備試験(当初短答式を5/17に実施予定)→延期
 →「実施時期を延期」
  「実施時期等については、可能な限り速やかに法務省のHP上において公表」
 → 法務省HP

・司法書士試験(筆記試験を7/5に実施予定)→受験申請の受付を延期
 →「受験申請受付期間を延長するので、当面申請を控えてほしい」
 →「実施に係る今後の予定等については、5月中旬以降に法務省HPにて公表予定」
 → 法務省HP

・簡裁訴訟代理等能力認定考査(6/7に実施予定)→試験実施変更の可能性を公表
 →「試験実施に変更が生ずる可能性があり、事前に法務省HPを確認してほしい」
 →「5/8までに実施予定であった受験票の発送を見合わせる」
 → 法務省HP

その他の各種資格試験の実施予定状況

4月~7月に実施予定のものが軒並み、延期や中止となっています。
・弁理士試験(当初5/17実施予定)→9月以降に延期(一例)
 → 特許庁HP

司法書士試験は?

緊急事態宣言が、全国一律に、5月6日以降も、1か月程度延長される方針が決まったことから、司法書士試験は7月5日の実施から延期されることが濃厚になったと思います。
緊急事態宣言が6月初めに解除されたとしても、1か月で準備することはさすがに困難と思われるからです。

それでは、いつまで延期されるのか?という問題についても、①緊急事態宣言解除の基準となる条件、②緊急事態宣言解除後どのように社会活動を再開していくのか、ということが政府から全く明示されていない現状では、容易に想定することはできません。そもそも今後のコロナ感染の終息状況もまだ予測困難です。
(漠然としたイメージであれば、弁理士試験と同様に、9月以降かなとは思いますが。。)

一方で、司法試験延期に対する日本弁護士連合会会長の談話(→日弁連HP)や司法書士法第6条の法意(さすがにこの条文の存在だけでは、司法書士試験は「絶対に」中止にならないとはいえないと思いますが)にも表れるように、法律にかかわる人材育成に空白期間を作らないという観点から、法務省も簡単には司法試験や司法書士試験の中止の決定はせず、最後まで調整を続けてくれるように信じます。

現状においては、必要な情報は得るようにして、明るく前向きな心持ちで、今自分がコントロールできることだけに集中することを心掛けるのが良いと思います。