午後の部 本試験体験談3
本番で間違えた問題です。
これは配属研修で実務を体験したり、補助者をされている方であれば、ウとエが明確な×で終了の問題でした。当時はエの×が確信できずに余計な肢を考慮して不正解にしました。
本番で間違えた問題です。
ウがなり得ない、とまず目が行きます。アとオの比較になりますが、アを考え込んでしまうと失敗です(本番の私)。オについて、登記事項証明書が必要だろうな、と単純に決断ができれば正解できた問題です。正解は4ウオです。
全体を眺めて、まずウに目が行って明確な×です。アとオの検討です。アも明確な×で、1アウ正解で終了です。実際はオも念のため確認したくなりますが、記述式の時間を残すため、割り切って、読まない方が良いと思います。
本番で間違えた問題です。
まず、イが明らかにおかしく、×です。アとエをよく読んでいきます。アが明確な○なので、3イエで終了とすれば正解できた問題です。私は、エも○ではないかと考え込んで、不正解にしました。エは、審判が確定した日「の翌日」とすれば○になります。私にとっては、きつい問題でした。
「全体を眺めて」も、頭に何も入ってこないので、読み易そうな肢から順に読んでいくしかありません。イが明確な○です。ウとエが検討対象となりますが、ウが明確な×なので、4イエ正解と決断するのが良さそうです。
問16、問17と連続して長い文章の問題で、受験生の心を折ります。私も心を折られて、本番不正解でした。
私は、アが○であるとして、そこから回答を組み立てましたので、不正解にしました。正しくは、昭和50年と平成10年では、20年以上経過しているので、再度の時効取得となり、Bの登記日(平成10年12月1日)が起算日となります。本番の最中においては、年号をまたぐ期間が20年以上になっていることに気づく余裕はなかったです。→ 今後も記述式などで「年号またぎでの期間で時効が成立しており、その後の事件であることを考慮する必要あり、の出題」があるかもしれません。要注意です。
その他の肢では、イは知らない、ウが×っぽい、エが○っぽい、オが×っぽい、ので3イエ正解とできるかもしれません。いずれにしても、こういう問題に10分以上も考え込んでしまうと、後がだんだん苦しくなっていきます。
本番で間違えた問題です。問16、問17と連続して時間を消費してしまった切迫感があり、この問題もとてもややこしく感じて、落ち着いて考えることができなかった記憶があります。
今冷静に考えれば、「質権は譲渡できるものに設定できる」ので、地役権は譲渡できないことから、ウが○とまず分かり、アが×、エが○と分かるので、5ウエ正解とできそうです。(人によってはエの○の方が先に分かりやすいかもしれません)
まずエが○っぽいです。それを軸足にすると、イウの検討となりますが、イについて「事業用定期借地権にあたらないだろうな」ということから○と判断し、4イエと正解できました。ウについては、一時保管目的なので、借地借家法は適用されずに民法の規定が適用され、604条改正前(賃借権存続期間20年)では×となり、改正後(存続期間50年)では○となります。
←この項、公開後間違いに気づき、訂正しました。
これは、アが×、イが○、ウが○、エが×、オが×と、(ざっと眺めた段階で)比較的すぐに判断できます。ようやくストレスのない問題でした。
ざっと眺めても判断できないので、上から(下から読む方もおられます)読んで行きます。アは×、イが○、よってウは飛ばして、エが○なので、3イエ正解とします。
各肢の文章は短いですが、即答は難しい問題です。エが×であるのが明確です。アとウの検討になりますが、アはよく知らないので考えてはいけません。ウをよく読めば、×であることは明確でした。4ウエが正解です。
こういう問題は、オートマ過去問などで、同じ系統の問題を直前にまとめてやっておくと、本番でもストレスなく考えられます。
上から順に検討してきます。アは×です。イは○です。そうすると3イオ正解で確定ですが、念のため(時間もそれほど要しないので)オを確認すると、明確な○でした。自信をもって3イオです。