開業1年あまりでやってきた業務

昨年の4月に司法書士事務所を開業し、7月からは行政書士登録もしました。

即独、コネなしで、司法書士・行政書士を開業した場合、どのような仕事のご依頼を頂けるのかの体験談です。

1.相続による所有権移転登記

司法書士としての初めての仕事になりました。近所の方からのご依頼があります。
司法書士会の無料相談会(相談員も4回経験しました)でも相談者は結構多いです。
司法書士にとっては単純な相続案件に見えても、一般の方には、相続登記というのはハードルが高いんだなということを実感します。
配属研修で、戸籍謄本の見方、集め方を体験させて頂いていたので、最初の仕事もおっかなびっくり何とか対応できました。

2.住所氏名変更登記

長年登記を放置されていた方が思い立って、という場合と、所有権移転登記や抵当権抹消登記などの前提登記としてやる場合のどちらかになります。

3.相続以外の所有権移転登記

即独・コネなしの開業司法書士が、「決済立会い」の依頼を受けることは、ほとんどありません。(私はゼロです)
財産分与や親族間の贈与などでのご依頼が中心になります。

4.抵当権の抹消登記

これも一般の方にはハードルが高く、司法書士にご依頼される方が多いです。
前提としての住所氏名変更登記が必要な場合はなおさらです。

5.会社本店移転登記

結構ご依頼があります。管轄外移転だと経由申請で、印鑑の提出もあり、司法書士に依頼される方が多いと思います。

6.会社目的変更登記

許認可申請をするとき、会社の登記簿にその業務が目的に記載されている必要があることから、目的変更登記も結構あります。

7.会社役員変更登記

重任登記をきっちり任期ごとに確実にしている会社は少ない(?)気がしますが、辞任や亡くなったときの登記が時々あります。

8.古物商許可申請

はじめてやった行政書士の許認可申請代理業務です。
登記所ではなく、警察署に通いました。

9.支援金の事前確認業務

これも行政書士業務です。多くの虚偽申請が問題になったことから、申請者の本人確認を行政書士等が行うという趣旨です。
数10人以上の方のご依頼を頂きましたが、支援金申請期間は終わってしまいました。

10.司法書士試験講師

最近、採用して頂きました。(ご迷惑をかけることはできないので、当面公表はできませんが)
資料の作成や講義の収録をはじめていますが、大変自分の勉強にもなることを実感しています。
もとからやってみたかった仕事なので頑張りたいと思っています。

1~10の仕事がどんどん膨らんでいって、事務所も軌道に乗ってほしいと思っています。
いまのところ、成年後見業務、債務整理業務、裁判所提出書類作成業務などは、見送り状態です。