基準点超えからの勉強方法

久しぶりに司法書士試験勉強についてです。
私もそうでしたが、マーク式で午前・午後ともに基準点を超えてから、数年以上足踏みをされる方が多いのではないでしょうか?
今回は、私が足踏み状態時に感じたことを書きます。

試験問題(肢)の構成(イメージ)

Aランク(即時に判断できるもの) 25%
Bランク(判断に迷うもの)    50%
Cランク(聞いたことがない、に近いもの) 25%

一番やってはいけないと思うのは、受験勉強においてはCにこだわってしまうこと、実試験中においてはCについて考え込んでしまうこと、です。
私の受験勉強ではもともとCをやっている余裕はなかったのですが、実試験中にCの多さに心を折られ涙を飲んだ経験多数です。
受験勉強では、Cにはタッチせず、B→A(例えばB40%、A35%になるように)に集中することが大事だと思います。

オートマプレミア+六法

基準点超え後、Bランク→Aランク作業に集中するには、オートマプレミア+六法+(オートマ過去問の不正解箇所の自らの記入)の記載内容で必要十分です。

オートマ過去問

出るとこシリーズも推薦したいのですが、基準点超えレベルからは、オートマ過去問シリーズに絞っても大丈夫です。
漫然と過去問に取り組むと、どうしてもCランク問題も目に入りますが、オートマ過去問では、A、Bランクの肢に集中した学習が可能です。
不正解だったり、理解できない肢については、必ずオートマプレミアや六法に戻って、1つ1つ理解→記憶を心掛けることが大切です。
実際の過去問は、「試験中にCランクの肢を判別して、その肢について決して判断しない練習」として使います。

みるみるわかる不動産登記法・商業登記法

どちらも記述式にも関連する分野が中心になりますが、サラリーマン受験生でも2~3日で通読できる、というのが利点です。
オートマよりも、系統立っていて読みやすいコンパクトな参考書で、直前期の知識整理に最適です。

結論としては、(基準点を超えるようになってからは)、オートマプレミア、オートマ過去問、みるみるわかるシリーズ2冊、六法だけで必要十分だったのが私の経験です。

記述式対策は?

自分自身が十分に克服しないまま終わってしまった気がします。オートマ記述式を主に使いましたが、記述式こそは実際の過去問の練習・研究が一番ではないかと今は思っています。特別研修の認定考査対策をしていて気づきました。(受験生の時に気付きたかった)
実際、認定考査対策は、過去問を解いて理解することで十分足りる、といって良いです。(現在施行されている法律に引き直した解答にする作業は要ります)