「金持ちフリーランス 貧乏サラリーマン」の紹介 サラリーマンから司法書士へ

目次

はじめに お金持ちから搾取され続ける人生から抜け出そう
第1章 サラリーマンは最も理不尽な業務形態である
第2章 誰も言わないお金持ちの仕組み
第3章 貯金ではなく蓄財に力を注ぐ
第4章 少労所得を無限に増やす

感想

・サラリーマンのメリットをフルに享受できるのは、超上位層のサラリーマンか、超下位層のサラリーマンのみ。
・その他大多数のサラリーマンが背負う責任は、給与に対して明らかに重すぎる。
・そのくせ、人も仕事も選べない理不尽さがある、
という、サラリーマンのつらいところの記述には、「そうだよな」と思わず実感のあいづちを打ち、だからこそ自由なフリーランスとして、自分に投資して、自己を高めていきましょうという主張には、共感できました。
お金持ちになるための個々の方法論などは、自分にとっては、まあ参考程度でしたが。。
★★★☆☆

サラリーマンから司法書士へ

サラリーマンも司法書士も仕事の流れは同じ

サラリーマン(精密機械メーカー勤務:設計→営業でした)も、司法書士業務も、ビジネスでやる以上、仕事の大きな流れは変わりません。
①市場調査
②商品の企画(司法書士なら新分野の勉強)
③拡販ピーアール、個別営業
④客先のニーズ聞き取り(お客さんの話をよく聞く)
⑤見積提示、価格決定、受注
⑥商品提供
⑦債権回収
⑧アフターサービス
⑨クレーム対応

サラリーマンの仕事も(まあ⑦と⑨を除いては)、個別にみれば、やりがいがあって楽しいことが多いです。でも、それぞれの仕事に、上司の意向を汲んで部下と協力するなど、大きめの集団での意志統一と実行のための組織・人間関係の調整への注力が必要で、そこですり減ってしまう人も多いです。(私です)

司法書士を目指す

そこで私は司法書士を目指すことにしました。
(すぐにはなれないことは分かっていて、いつまでにという目標も設定せず、1日1~2時間の勉強だったので、時間はかかってしまいました。
一方、つらい仕事に相対するにあたって、「いつかこの仕事も辞められる」という希望としての勉強だったので、仕事と比べれば勉強の方が楽しく、苦にはなりませんでした。)

これから

司法書士であるだけで仕事が来るようなことはありませんが、上記①~⑨に自分だけの責任で取り組んで行けることが、自分にとって何よりの魅力です。

①~⑨を個別にこなしていくうえで、数年間の、いろいろな業務が経験できる事務所での、補助者や勤務司法書士経験は、非常に貴重だとは思いますが、
アラフィフで、非常に近い将来の独立前提で、いろいろな業務が経験できる、司法書士事務所を探すパワーはなかなか沸いてきません。

別職種のサラリーマンとはいえ、①~⑨に25年以上も取り組んできた社会経験だけを頼りに、私は即独です。

同期合格者の皆さんと話をすると、私よりも若い30歳代、40歳代の方が多いこともあってか、なかなか独立には踏み切れず、まずは勤務という方がほとんどですが、今後、皆さんを勇気づけられるように、なんとか業務をこなして充実している日常の報告ができるようになればいいなと思っています。