デイリー六法、法務六法2021を買いました

三省堂から、2021年度版の「デイリー六法」と「判例付き法務六法」(模範小六法のモデルチェンジ版?)が発行されましたので、購入しました。

デイリー六法は、司法書士試験や業務に必要な法律が全て掲載されているわけではありませんが、私の主力の(もっともよく使う)六法です。
判例やデイリー六法には掲載されていない法律を見るために、模範小六法(今回は判例付き法務六法)を併用しています。

デイリー六法が使いやすい理由

①コンパクトで携帯性が良く、比較的安価である。
②民法などで、(判例などが載っていないので当たり前ですが)関連条文が隣接しており、条文に集中して一覧することができる。
例えば、「弁済」や「委任」などの項目で、六法で条文を確認する場面で、隣接する条文をひとまとまりで一覧することがやりやすいです。
「条文の素読」までが必要かどうか分かりませんが、関連条文をまとめて確認していくことは、学習などにとても有効であるように思います。

そして、(特に受験勉強において)最も気に入っていたことが、
③条文中の「第○○条」の記述に、その参照条文の内容の注釈が記載されている、
ことです。

たとえば会社法第155条には、会社が自己株式を取得できる場合を限定列挙する形での記述がありますが、他の六法は条文番号のみであるのに対し、デイリー六法はその内容をかっこ書きで注釈してあるので、大変読み易いです。(ふつうは、あちこちめくって戻ってくる必要あり)

同期合格者と会社法の勉強方法の話題になった場合、条文中心に読み込んだ人も、条文は確認だけでとにかく表を作った人もいて様々ですが、私はオートマ(またはオートマプレミア)を精読しながら、参照条文をしっかり確認することで力がついたと感じています。

その条文確認をするための時間や根気といった面でのハードルを大きく下げてくれた「ありがたい」六法として、当分は主力であり続けるように思います。