持分全部移転登記 ―不動産ごとの持分が異なる場合

実務で気になったことを紹介します。

あまり本質的なことではないので、記述式試験で問われることはないと思いますが、実務的には一括申請するか否かは、大変気になるところです。

事件が1つで、一括申請できるのであれば、一括申請した方がスマートのような気もしますが、(特に不動産の個数が多い時には)持分が同じ不動産ごとに分けてやったほうが分かりやすい気もします。
駆け出しの身にとっては、まだ、分かりません。

登記申請書例

登記の目的 A持分全部移転
原   因 令和〇年〇月〇日 相続
相 続 人 (被相続人 A)
      住所 B
      持分後記記載の通り
添 付 情 報 登記原因証明情報、住所証明情報、代理権限証明情報
課 税 価 格 金1200万円
登録免許税 金4万8000円

不動産の表示
所   在 〇〇〇
地   番 〇〇〇
地   目 〇〇〇
地   積 〇〇〇
持分2分の1
この持分の価格 500万円

所   在 △△△
地   番 △△△
地   目 △△△
地   積 △△△
持分2分の1
この持分の価格 400万円

所   在 □□□
地   番 □□□
地   目 □□□
地   積 □□□
持分3分の1
この持分の価格 300万円