会計ソフトを使い始めました

開業間もない状況では、文房具を買ったり、書籍を買ったりして、(収入もないのに)いろいろお金を支払う機会が多いです。

司法書士事務所用のお金とプライベートのお金は分けていますが、帳簿もつけていない漠然とした状況では、何となく気持ち悪い感じがして落ち着きません。

前回e-taxで開業届と青色申告承認申請書などを提出したのに合わせ、「やよいの青色申告オンライン」(初年度版6000円)を購入して使い始めて、少しすっきりしました。

青色申告(複式簿記採用)のメリット

1.青色申告特別控除。最大65万円の控除を受けられる。
→ まずは大きく65万円を超える利益を出すようになっての話ですが。。
2.赤字を翌年以降最長3年間の所得から差し引ける。
→ 利益を出すのが難しそうな開業初年~2,3年の立ち上げ期間には、大変ありがたい。
3.家族への給与を必要経費にできる。
→ 妻(行政書士試験勉強中)に業務を手伝ってもらうので、これもありがたい。
4.30万円以下の備品(固定資産)を一度に経費にできる。
→ これは利益が大きい年での利点ですね。

青色申告(複式簿記)-司法書士個人事務所で必要な帳簿

主要簿:仕訳帳、総勘定元帳 → 会計ソフトで自動作成されるので普段は意識しなくてよい。

補助簿
 現金出納帳(現金のやりとり)
 預金出納帳(銀行口座でのやりとり)
 固定資産台帳(10万円以上の備品等の管理)
 買掛帳(本業に関する仕入れ行為がないので、司法書士業には不要―私の現状の理解
 売掛帳(これも司法書士は掛売をしないので不要-私の現状の理解

司法書士個人事務所での会計管理

大前提として
1.事業専用の銀行口座を作り、事務所家賃、電気代などは、この口座から引き落とすようにする。事業用の振り込みもこの口座から行う。
2.事業専用のクレジットカードを作り、上記銀行口座に紐づける。
3.事業とプライベート用の財布を2つ持ち、現金も事業用とプライベートできっちり分ける。

私は、都市銀行とゆうちょ銀行の2つの口座(1つの口座にする方が良いと書いてある本もありますが、ゆうちょもあると何かと便利に思います)を作り、財布とクレジットカードはもともと持っていたものを使い分けることにしました。

上記の準備がしてあれば、日常は、会計ソフトを使って、下記をするだけです。
1)現金の買い物がたまったら、レシート(とっておく)を見て、「取り引き」の入力。
2)1か月に1回程度、ネットバンキングで口座入出金を確認し、「取り引き」の入力。
3)その際、クレジットカードの支払明細を確認して、項目ごとに「取り引き」の入力。
4)自動的に作成される現金出納帳で財布の残高と照合確認、預金出納帳で口座残高と照合確認。
→ 普段は「取り引き」の入力だけです。

会計ソフト
1)「取り引き」の入力 → 現金出納帳・預金出納帳の自動作成
2)固定資産の登録 → 固定資産台帳の自動作成
3)開業費用の入力(開業時のみ)

仕訳帳、総勘定元帳(自動作成)

決算(青色申告決算書、確定申告書の作成)
1月になったらあらためて勉強します。

あとは早く、売り上げのインプットができるようになりますように。

蛇足ですが

プライベートではスマホに、Suica、楽天Edy、nanako、waon、d払い、PayPayなどが入っており(機種変更がたいへん億劫です)、クレジットカードと併せ、ほとんど全ての買い物をキャッシュレス決済をする信条だったのですが、業務用で電子マネーを上記のように装備するのは、出費管理の上でも、ハードルが高いです。

久々に文房具などを現金で買って、小銭のやりとりにまごついています。