司法書士業務ソフトを決めました

当然のことと言われそうですが、最初に取り組む業務であろう「不動産登記申請は正確・確実にやりたい」ということで、それに役立つ司法書士業務ソフトの購入を決めました。

業務ソフト利用のイメージ(配属研修体験より)

分かりやすい例として、不動産会社から土地売買の決済立会を受任したとします。

①登記情報提供サービスで、当該土地の登記情報を閲覧。
→ 業務ソフトに当該登記情報を取り込む
→ 以降申請書等に土地の情報をインプットする手間は不要

②住民票の写し、固定資産税公課証明書などをFAXしてもらう。
評価額は近所であれば法務局でも閲覧可能。
→ 義務者の名変登記の要否も確認。
→ 登記識別情報の有無、有効性なども確認。
→ 登録免許税や手続き報酬の見積書を提示し、受任決定。

③住民票の記載通り、権利者・義務者等を正確に業務ソフトにインプット
→ 以降当事者情報を二度目に入力する手間は不要

業務ソフトで売買による所有権移転登記を選択すると必要書類が自動作成される
→ 申請書ひな形が自動作成される
権利者、義務者、添付情報候補、登録免許税(租税特別措置法72条1項適用なども)、不動産の表示など
→ 登記原因証明情報ひな形が自動作成される
→ 委任状ひな形が自動作成される

⑤立ち合い当日
免許証等による本人確認。登記原因証明情報・委任状に押印してもらう。入金確認で決済完了。

⑥事務所に帰ってきて、業務ソフトでオンライン申請
登記原因証明情報のPDFが添付されていないなど、間違いは警告してくれる。
→ 添付し忘れると、すぐの補正ができず、いったん取り下げ要となってしまい、大失態となります。

業務ソフトを導入するメリット

一にも二にも、司法書士業務新人にとって、間違いをする可能性を少しでも減らすことに尽きると思います。
まあ、慣れている業務であれば、WORDなどでひな形を作っておいて、コピペしまくれば同じことができますが。。

業務ソフトとしては、権(ちから)がメジャーで、配属研修先の先生も導入されていましたが、私は、司法くん(ピクオス)にしました。
業務ソフトの差異が評価・報告できるようになるくらい、たくさん業務があればいいな、と思います。