「社員ゼロ!きちんと稼げる「1人会社」のはじめ方」の紹介
内容(「BOOK」データベースより)
今の会社は最後まで面倒見てくれますか?「1人経営」の時代がはじまった!安全で確実に食べていける起業をしよう。
目次(章の中の見出しは私の抜粋です)
第1章 「1人経営」の基礎知識
・「1人経営」とは、何なのか
・1人でできることはたくさんある
・最低限の労働・利益・報酬
・「1人経営」は、複利で大きくせず、利益は他に投資する
第2章 あなたにも必ずできる「1人経営」
・能力はあまり必要ない
・年齢は関係ない。65歳からでも75歳からでもできる
・どんな仕事を選んでも、ほぼ何とかなる
第3章 「1人経営」の準備をはじめよう
・家族や周囲の理解を得る
・1にも2にも勉強。この勉強が活きてくる
第4章 「1人経営」のはじめ方
・事務所と店舗はなるべく置かない
・人を雇わない
・お金はなるべく借りない
・大々的に宣伝しない
第5章 「1人経営」の経営計画と人生設計
・計画は随時見直して修正していく
・利益は別建てにし、複利で増やしていく
第6章 「1人経営」を成立させる売上の上げ方
第7章 どのような「1人経営」がうまくいくか
第8章 「1人経営」でうまくいくための8箇条
・固定費極小、変動費も減らせ
・他人に頼らない
・体力は温存して頭を使え
・計画を立て、数字をしっかり管理しろ
・絶対に調子に乗らない
・参入障壁が高く、撤退障壁が低いものを選ぶ
感想
アラフィフ、妻あり、子供なし、社会経験やビジネス経験はそれなりにあり、ローンや借金はなく、元資金は若干あり、の私が、今後どのように生きていくかということで、漠然とイメージしていたことを明確にしてくれる点が多く、共感できました。
「1人経営」とは、規模(その拡大)を追わず、自分だけでやれることに集中する、余裕の時間で勉強を続け、自分のやれることを増やして業務も変化させていく、フットワーク良く変化に対応していくため、設備・人員などは拡張せず、固定費は極小にしておく、というものです。
会社員時代に、会社内部門間の調整や人間関係、右肩あがりの売上拡大を目指し続ける日々に疲れ果て、会社員時代のアンチテーゼのように、アラフィフで司法書士として第二のスタートを切る私にはピッタリです。
(若くして司法書士試験に合格され、ばりばりと仕事をして事務所の規模をどんどん大きく経営していきたい、という意欲的な司法書士さんももちろん必要で尊敬します。)
本書は、税理士(著者は税理士さんです)や司法書士などの士業を中心にして書かれたものではありませんが、司法書士としての仕事のやり方についても参考になるところが大きいように思いました。
★★★★☆