独立してだめだったら就職すれば良い、という考え方

全然あり、だと思います。

数年以上の修行をしてから独立

もちろんそれが王道であり、ホームページを見ていると、不動産売買決済事務所→債務整理中心の事務所→商業登記中心の事務所を順に3年位ずつ勤務し、見事にキャリアを積んでから独立している司法書士がいらっしゃいます。
まあ、50歳代の私がそれをまねすると、人生がほとんどおわってしまいますが。。

業務の基本はどの職業でも同じ

・お客さんの話をよく聞く
・自分のできるサービスと対価をよく説明し、お客さんに納得頂いて契約を結ぶ。
・納期をきちんと守る。
・報告を適切に行う。
・契約外のトラブル等が発生したら、誠意をもって説明、対応する。
・自分のできるサービスを増やしたり、内容を向上させる努力を続ける。
・営業活動をする。
(司法書士業務は、営業活動の寄与が小さい点で、比較的楽だと思います。世の中には、営業を必死にがんばらなくてはならないサービス、商品がたくさんあります)
これらのことは、どの仕事をする上でも全く同じで、長く生きていれば、必ずしも司法書士事務所でなくても訓練されています。

独立に失敗した司法書士は採用されない?

そんなことはない、ように思います。まあ、どちらかといえば若く素直でピュアな方を採りたい、という事務所が多いでしょうが。。
謙虚さを失う態度は論外ですが、「事務所のメンバーと精一杯協力し、まじめに業務をします」ということを真摯に伝えることができれば、私の歳でも就職はあるように思っています。

そういうわけで、「3年間やってみて、事務所が維持できなければ就職活動をしよう」「まあ何とかなるだろう」というのが、私の心の拠り所です。
自分で取った仕事を、一生懸命調べて(人にも教えを請うて)何とかやり遂げていく日々は、「このまま仕事が来なければどうしよう」という恐怖はあるものの、とても楽しくストレスフリーなものであることは請け合います。

皆様、良いお年を!!