運のいい人はゲームをおりない
中野信子さんの”科学がつきとめた「運のいい人」”を読みました
運のいい人はゲームをおりない
私たちはいくつものゲームに同時に参戦していますが、運がいい人というのは、自分が「これぞ」と思っているゲームからは、けっして自分からおりないのです。(上記、中野信子さんの著書より)
司法書士になれたのはゲームをおりなかったから
平成28年 午前28/25 午後25/24 記述18/30.5 合格点ー23点(10回中1回合格実力)
平成29年 午前27/25 午後32/24 記述15.5/34 合格点ー14点(10回中3回合格実力)
平成30年 午前28/26 午後27/24 記述43.5/37 合格点-4点(10回中4回合格実力)
令和元年 午前29/25 午後27/22 記述45/32.5 合格点+16点(10回中5回合格実力)
(いずれも、択一式は、自分の正解問数/基準点の正解問数、記述式は、自分の得点/基準点)
結構な時間をかけて、択一式の基準点を超えた平成28年、「合格は見えた」と思いましたが、今から思えば、「択一式基準点を数問分超えて、記述式の実力がちょっと足らない」という状況は、実際は、10回受験したら合格するのは1回だけ、というくらいの実力だと思います。
ここまでくるのにも、結構長い時間と労力を要することが多いのですが、「実はここが司法書士試験の始まりにすぎない」ということが、司法書士試験ゲームを途中でおりてしまう人が多い、理由だと思います。
でも、ここ(択一式基準点クリア)まできたら、ゲームはけっしておりず、淡々と継続して、数年をかけてでも、10回中1回→10回中3回→10回中5回と、じわじわと自分の実力をつけながら、自分が合格する順番が来るのを待つ「粘り勝ち」をするしかないのです。
※司法書士試験は、午後の部の択一式と記述式において、(10回中8~9回合格する実力のある人を除いて、)問題とのめぐりあわせ、時間配分、そのときの集中力、そして「運」などで得点が乱高下するので、10回中3回合格実力の人が合格し、10回中6回合格実力の人が不合格になることなど、普通に起こります。「もう一度受験をしたら、とても合格できるとは思えない」という合格者が多い、ということはそういうことだと思います。
司法書士試験には、粘り勝ちで合格を!
私の周りにも、10回中8~9回合格する実力をつけ、一発合格!あるいは2~3回で合格!された方もいらっしゃいます。すごいなと尊敬します。
一方で、私のように数年以上をかけ、何とか10回中3~5回合格する実力をつけ、さらに数年をかけて、自分の合格の順番を待って、ようやく合格された方も、本当にたくさんいらっしゃいます。(と思います)
もちろん結構必死に勉強しなければ、10回中3~5回合格の実力は付きませんが、それでも1回1回の試験結果に落ち込みすぎることなく、淡々とゲームを続ける!というのが司法書士試験にむかう大切な姿勢のように思います。
1年か2年くらいでは、どれだけ必死にがんばっても人生は変わらないことも多いですが、3年、4年、そして10年に向けて、淡々と勉強を続けること(ゲームをおりないこと)には、大きく人生を変える力がある!と思います。