司法書士試験 記述式対策 みるみるわかる不動産登記法 等

記述式試験の対策も完全に独学でしたが、私が使用したテキストを、感想も含めて紹介します。
平成28年度から平成31年度まで、マークシート式の点数はそんなに大きく変わっておらず、もっと力を入れて記述式対策をしていたら、もう少し早く合格できたかもしれない、と今は思います。

実際の記述式本試験成績(平成28年度→31年度)

<不登記述>7.0→11.5→27.5→25.5/35
<商登記述>11.0→4.0→16.0→19.5/35

本試験で問われた登記(不登法)

令和2年度:
所有権更正、根抵当権設定、所有権登記名義人住所変更、根抵当権変更(債務者の住所変更)、所有権保存、共同根抵当権設定
平成31年度:
所有権移転(相続)、持分全部移転(相続)、抵当権抹消、根抵当権登記名義人住所変更、根抵当権変更(極度額)、所有権移転(売買)
平成30年度:
所有権移転(相続)、持分全部移転(相続)、持分全部移転(売買)、地上権設定、地上権根抵当権設定
平成29年度:
所有権登記名義人住所変更、抵当権変更(相続による債務者変更)、抵当権変更(債務者の住所変更)、抵当権変更(債務者の債務引受)、賃借権設定、賃借権の抵当権に優先する同意
平成28年度:
所有権登記名義人住所変更、持分全部移転(財産分与)、所有権登記名義人住所変更、抵当権移転(会社合併)、抵当権抹消、抵当権一部移転(一部譲渡)、共同根抵当権設定

よく問われる記述式知識(上記のまとめ)

名変登記の要否を正確に判断すること(枠ずれしないこと)、名変登記が正確に書けること。
相続登記が正確に書けること。
抵当権、根抵当権の設定や変更などの基本の登記が正確に書けること。
④そして時々、地上権設定や賃借権設定が出題される(登記事項は何であるかの知識が問われる)

うかる!司法書士 解法パターンで学ぶ書式80

うかる! 司法書士 解法パターンで学ぶ書式80 不動産登記編【第2版】

・いきなり連件での解答を要求されるオートマ記述式のハードルが高かった、勉強初期に使用しました。1件1件、基本の書式を身に付けることができます。
・単純なひな形集ではなく、別紙方式の問題集になっていることで、より一層、知識が定着しやすくなっていると思います。
・オートマの山本先生が推奨される「素振り」の素材にも使えると思います。
・2015年以降改訂されていないようです。もっと改訂を望まれても良いテキストだと思います。

みるみるわかる!不動産登記法

司法書士 みるみるわかる! 不動産登記法 第7版 (W(WASEDA)セミナー 司法書士)

オートマ不登法の記述式対策の部分のダイジェスト版になっていることが、最大の特徴だと思います。オートマを通読して、記述式対策のエッセンスを自分でまとめていくことは、なかなか難しいですが、本書はそれをやってくれています。
・オートマ不登法を通読することは相当時間を要しますが、本書を通読するだけだったら、1~2日でできますので、直前期の知識の整理に大変役立ちました。
・内容としては、上記②相続登記、③抵当権、根抵当権の基本登記を中心に、まとめられています。
・オートマの山本先生が推奨される「素振り」の素材にも使えると思います。

オートマシステム不動産登記法<記述式>

司法書士 山本浩司のautoma system 不動産登記法 記述式 第9版 (W(WASEDA)セミナー 司法書士)

・問題に入る前の基本編で、「相続人による登記(義務者側、権利者側とも)など」について、大変分かり易い解説があります。私はこれを読んで初めて本当に理解できた、と実感した記憶があります。
・内容については、上記①名変登記の要否、②相続の登記、③抵当権、根抵当権の登記など、本試験で問われる可能性が大きい項目が全て網羅されているように思います。
・基本編40問+応用編は初めの3問程度(別紙形式に慣れるための問題)で、十分に合格レベルと思います。私の実力では、応用編の問題はレベルが高すぎ、時間がかかる割に、自信を失ってしまうという逆効果の方が強かったです。
・勉強の初期は、解答をチラ見してからでなければ、解けない問題ばかりでしたが、版を重ねて繰り返した結果、基本編40問+応用編3問は、何も見ずにすらすらと8~9割できるようになったときに、平成30年度の27.5点、平成31年度の25.5点/35点となりました。