午後の部 本試験体験談(1)

午後の部 試験成績

27年 午後23/24 基準点未達
28年 午後25/24 記18/30.5
29年 午後32/24 記15.5/34
30年 午後27/24 記43.5/37
31年 午後27/22 記45/32.5

合格を強く意識できるようになるほど、午後の部の時間との戦いが本当につらく、毎年試験前になると「またしんどい思いをしなければならないんだな」と憂鬱になるほどでした。
120分を使ってマークシート32問を取っても、残り60分では記述式の合格点はどうしても取れないことを痛感した29年度試験以降、午後の部のマークシート式35問は、平均2分/問で、70分以内に絶対に終わらせることを決意して臨みました。
それでも、31年度の問題は難しくて80分かかってしまい、案の定、記述式の時間が足らず、何度も途中で心が折れそうになりました。

70分以内に終わらせるために、直前期の練習で心掛けたことは次の通りです。
1)自信の持てる肢だけを頼りに正解を選ぶ。
2)上記に不必要な肢は読まない。
3)判断を迷う肢については、決して考え込まない。
以上で正解できない肢については、皆ができないか、自分の勉強が足らないかなので、試験の最中に振り返らない。

正しいものを選ぶ問題については、「ざっと全体を眺めて」、自信をもって○を付けられる肢を探すことから始めます。そういう意味では全肢をチェックしますが、ここの精度を上げるために日々のオートマ読みがあると考えます。(ここを間違えると不正解確定です。)
この問題の場合、オが基本的で○と判断できます。そうすれば、イかエのどちらかが○となるはずです。イは×っぽく、エが○っぽいので、5エオを正解として終了です。
アとウは深く読んだり、考えることはしません。2分間しかないのですから。

これも正しいものを探す問題です。
エがよくある問題で、○と判断できます。あとはイかオが○になるはずです。
イは少し冗長ですがもっともなことを言っているし、オはおかしいことを言っているので、4イエを正解とします。
しつこいですが、アとウについて考える時間はありません。

今度は、誤っているものを選ぶ問題です。
今度は自信を持って×を付けられる肢を探すことから始めます。。と思ったら、すぐに分かる肢がありません。アについて、「被告に弁論させなければならない」というところがおかしそうで、小さな×が付けられます。
残りは、イかオのどちらかが×と思われますが、どちらも明確には知らないので、1~2分以上は考え込まず、カンで決断するしかないです。(正解は2アオです)

この問題はずいぶん簡単です。イが大きな○、エが大きな×、オが○で、4イオが正解です。

この問題も、イが大きな○、ウは×、エが○っぽい、なので、4イエが正解です。
アとオを考えて、正解の補強をする時間は無いと思います。