会社員を辞めて司法書士になろう

amazonのKindle Unlimited

司法書士試験勉強中は、電車の中で読むのはオートマばかりになり、読書をすることがほとんど無くなってしまいましたが、最近は、専門書以外にも読書をする機会が増えてきました。

また、Kindle Unlimitedに加入していると、月々980円のもとをとろうと、普段は買わないであろうビジネス書も、無料なので、読むようになりました。

最近読んだ橘玲さん著「お金持ちになれる黄金の羽根の拾い方~知的人生設計のすすめ」に、「いまは会社員をやっていて司法書士試験に取り組んでいる方」のはげましになる記述がありましたので紹介します。

お金の話

「しかし、実はその中でひとつだけ、その気になれば誰でも利用できる歪みがあります。それが社会制度的な歪みです。そのための条件はただひとつ、自営業者になって個人と法人のふたつの人格を使い分けることです」

→ 橘玲さんも書かれていますが、この職業についたら必ずお金持ちになれる、というようなものはありませんが、日本の税制や社会保障制度は本当に会社員に対してきつく設計されているそうです。よって自営業者もしくは中小法人の経営者になって個人と法人を使い分けることが、「合法的に」お金を得る最も効率的な方法だそうです。

その方法の詳細に興味はありませんが、たしかに会社員として年収800万円の給料をもらうよりも、司法書士として年間800万円の売り上げを得る方が、やりくりのしがいもあり、楽しく過ごせるように思います。

仕事の話

「いちばん大切なことは楽しく長く働ける仕事を見つけることです」

「自分だけのニッチを見つけ、人的資本を最大化するスペシャル(専門)に特化し、会社に依存せずに市場からの富を得る、知的社会に生きるとはそういうことです。」

→ 司法書士になることは、ニッチな世界、スペシャルに特化、と言ってよいと思います。ぴったりですね。

人間関係の話

「自営業者になって痛感したのは、”好きなことしかやらない”と決めれば、人生における面倒な問題の大半は消失する、ということです。」

「世の中には、おそらく5%程度の割合で、正常な人間関係を結ぶのがきわめて難しい人がいます。仕事上のほとんどのトラブルは、このやっかいな人がもたらすのですから、苦しさから抜け出すには、そういう人と付き合わない選択肢をこちらが持てばいいだけです。」

→ 「正常な人間関係を結ぶのがきわめて難しい人」の言い方がきつければ、「自分とはどうしても合わない人」と言い換えれば、皆さん、確かにそうだなと思い当たるのではないでしょうか。

長く会社員生活をしていると、「自分とはどうしても合わない人」が、上司にも、同僚にも、顧客にも、必ず複数、現れてきます。そして、そういう人との関係を、自ら断ち切るすべを持たないという現実が、自分を消耗させます。

司法書士は、各々独立した存在ですので、嫌いな上司、同僚(同業者)との関係に縛られることもないですし、顧客についても、委任業務なのですから、信頼関係の築けない人の仕事は受けない、というだけで済みます。

(成年後見を受任すると、被後見人の方やその関係者の方々と、好き嫌い関係なく信頼関係を築いていく義務が生じます。よって、私はこの業務に取り組んで行くかは、まだ考え中です)

実際、仕事を取らなければお金がない、登記などの仕事を失敗できない、というプレッシャーは当然ありますが、(人生で一番つらい)人間関係のストレスが、仕事上で生じることはほとんどありません。

現在会社員の司法書士受験生の方々、楽しい人生を過ごすために、いっしょにがんばりましょう。何歳になっても遅すぎることはありません。