配属研修に感謝

私の場合、50歳を過ぎていること、会社員生活にほとほと飽いて、一人で自由に仕事をするために司法書士を目指したこと、から、ほぼ即独一択でした。
大変ありがたいことに、即独希望者向け(?)に、各司法書士会が「配属研修」を実施して下さいますが、これがなければ、踏み切れなかったように思います。

配属研修で体験できたこと(私の場合)

2か月間の配属研修を受け入れて下さった先生方には、大変感謝しております。
不動産売買の決済への立ち合いに同席。(5回ほど)
②上記の半ライン申請(送信ボタンを押す直前のところまで実際にやらせて頂きました。)
住所変更→抵当権抹消→所有権移転→抵当権設定登記の連件申請
③上記の際の、原本還付のための処置→収入印紙を貼る→添付書面を綴じる→レターパックで登記所に送付
④(郵送でなければ)③を登記所に持参して提出すること
オンラインでの登記事項証明書交付申請
⑥登記所に出頭して、登記事項証明書や、登記識別情報を受領(これは見ているだけです。司法書士や補助者証が必要なため。)する。
⑦登記完了後、お客さんにお渡しする書類の整理方法。
⑧登記所に出頭して、土地の道路部分の評価額を調べる。(千葉の登記所特有)
戸籍謄本を読んでさらに必要な戸籍謄本を集める。その際の職務上請求書の使い方
相続関係説明図を作成すること。
⑪合同会社設立登記の際のお客さんとの最初の打合せに同席
⑫被相続人の銀行口座解約手続きに同席
⑬成年後見人として被後見人の方との最初の面会に同席 などなど

配属研修が無ければ、人生初めてのご依頼「相続登記をしてほしい」に対しても、何をどうしたらよいかすぐには分からなかったと思います。
登記所に、「司法書士として」初めて一人で行くのは、大変恐ろしいです。配属研修で何回か行ったことがあったので行けました。
(1)戸籍謄本の収集 → ⑨の経験
(2)住民票の写しの取得の代行 → ⑨の経験
(3)登記申請書類の作成 → ②、③、⑧、⑩の経験
   ・都税事務所に土地の評価証明書を取りに行く(委任状必要。自分でネットで調べる。)
   ・委任状や遺産分割協議書は、契印を省くために、A3の1枚で作成して良い(同期の方に教えて頂きました)
(4)登記所に出頭し、書面申請 → ④の経験
(5)登記所に出頭し、原本還付書面、登記識別情報を受領 → ⑥の経験
(6)お客さんに登記完成書類をお渡しする。 → ⑤、⑥、⑦の経験

配属研修の経験をベースに、自分の責任で(人にも聞きながら)やってみて初めて身に付き、少しずつ自信となります。
このことはサラリーマン時代の仕事と全く同じですが。