開業直後にできる(何とかしようとする)業務

3月下旬に登録、4月初め頃、業務開始の予定ですが、開業直後から受任して自分ができる(というより何とかしなければならない)業務を整理してみました。
→ そろそろホームページも作成しなければ。。

アラフィフまでずっとメーカーのサラリーマンで、補助者経験もなく、受験勉強の知識、新人研修、配属研修の経験だけで即独ですから、まずは何とかできそうなことに集中する必要があります。依頼者に対してもできないことは明確にすることが大事です。
(債務整理はほとんど知識もないし、後見もリーガルサポートに入会して研修を受けてからだろうし。会社勤務中で昨年度受けられなかった特別研修も今年の予定です。)

業務をしながら勉強を続けて、できることと得意なことを増やしていき、集中すべき業務があればそれに特化することも考えることになりますが、もとよりサラリーマンをやめて司法書士になることを決めた時から覚悟していることです。

不動産登記

1.不動産売買決済立会業務(研修経験数回のみあり)

登記原因情報作成、立会での本人と意志確認、住所変更・抵当権抹消・所有権移転・抵当権設定登記のオンライン申請、登記識別情報の受領と依頼者への送付、完了した登記簿謄本の送付など。
(受験勉強の内容にも近いです)
配属研修先の先生が、「一人事務所なら、週に2件、決済業務ができるようになれば経営は安定してくる」と教えてくれました。1件あたり7~8万円の収入になるイメージからです。
不動産会社への営業方法を考えるとともに、周辺知識充実のために宅建資格も取ろうと思っています。あとは経験を積むしかなさそうです。

2.相続登記

戸籍謄本の収集(研修経験あり)、遺産分割協議書の作成、相談者へのアドバイス、登記申請など。
いまは相続に関する書籍が多くありますので、税金のことも含めてよく勉強しようと思っています。

3.その他、抵当権抹消、住所等変更登記

その他相続関連手続き

1.遺言作成のサポート

遺言の内容、そして公正証書遺言・自筆証書遺言保管制度などの利用について、依頼者にアドバイスするものです。遺言の作成については関連書籍は多く出ているので勉強のハードルは低いです。
公証役場へのコンタクトについても早く経験したいと思います。

2.相続放棄サポート

相続についての相談を受ける中で、相続放棄手続きについてもサポートできる場面は多いかと思います。

3.銀行口座の相続手続きなど(研修で同行した経験のみ)

相続財産を全部管理する(例えば相続財産管理人に就任する)のはハードルが高く、いきなり「できます」とは言えませんが、銀行口座の相続手続きなどの個別業務から経験していきたいと思います。

商業登記

1.会社設立登記

相談打合せ(研修で同席したのみ)、定款作成、定款の電子認証、設立登記申請など。
会社設立(株式会社、合同会社)に関する専門書籍も多数あるので、少なくとも複数冊読む必要があると思っています。

2.その他役員変更登記等

先輩司法書士の方から推奨されることの多い商業登記ハンドブック第3版第5刷(最新版)を購入することから始めます。
商業登記はほかの業務のつながりができてからでないとなかなか受注することは難しいかもしれませんが、いつでもできるように準備したいと思います。

25年以上も株式会社の社員だったので、会社組織にはなじみがあり、受験勉強中は「商業登記中心」と考えていたこともありますが、まずは不動産登記と商業登記の両立を目指します。

近い将来興味のある業務

1.民事信託

まずは家族信託専門士の研修を受けようと思っています。

2.裁判関連業務

まずは特別研修を受けたいです。早く募集要項が決まることを待っています。

いまのところ、依頼者の方の生活とあまりにも密接すぎる感覚がして、債務整理成年後見にはあまり興味が持てません。業務を開始したら変わるかもしれませんが。