シンプルで合理的な人生設計

橘玲さん、田坂広志さん、ひろさちやさんの著書には、印象的な、心に残る言葉が多くあります。
そのなかで、
・(会社員などの定職をやめて)司法書士・行政書士など士業での独立を目指すこと
・司法書士・行政書士になってからの仕事への向き合い方
について、自分が勇気づけられたものをメモしていきます。
「多くの場合、認知を変えるより環境を変える方がうまくいく可能性が高い。」
→ 一般に、人は環境が変わることを恐れすぎているのではないでしょうか?
子どものときから、親も含めて、「転校するといじめられるかも。慣れない環境でかわいそう。」に代表される心持ちが、大人になっても続いてしまっているように思います。
数多くの他県への引越し、転校を経験した自分にとって、振り返ってみれば、それらは良い経験と新たな出会いの始まり、ということしか浮かんできません。
すぐに飽きる、移り気である、というのも困りものかもしれませんが、煮詰まってしまった環境、つらくてどうしようもない環境に居続ける必要はありません。
1回限りの人生なのですから、前向きにどんどん打ち捨てていきましょう。
「完璧な選択を目指すのではなく、適度なリスクをとり、トライアンドエラーで一歩ずつ成功へと近づいていく「満足化人間」(←→「リスク最小化人間」)の戦略が、幸福な人生を実現できる可能性が高いのではないか?」
→ これも一般に、人は、失敗することを異常に怖がりすぎているのではないでしょうか?
所詮、どんなに成功している人でも、6勝4敗が関の山(全盛期の羽生さん、藤井さんでも7勝3敗です)なのですから、4敗を恐れていては、その6回が勝てないことになります。
私も、大学受験、就活までは、異常に、「落ちる」ことを恐れていましたが、それ以降の人生では勝つことも少なくなり、司法書士試験にも落ちることを当たり前として、何度も受けて、最後にようやく受かったことで、すっかり意識が変わりました。
これも1回限りの人生、(命に影響がないのであれば)失敗をおそれずチャレンジあるのみです。
勝ち負けの確率は、どの人もそんなに大差はないはずですから、数さえ打てば、勝つ回数は増えていくし、それの積み重ねだと思います。
「自分の能力が優位性を持つ市場を見つけろ」
「競争の本質は、競争しないこと」
「重要なのはスピードと、コストをかけないこと」
「大事なのは若くして成功することではなく、人生の最後に成功することなのだ」
→ 結局は、自分の得意なこと、好きなことがビジネスにならないか、(生命や人生を棒に振るような大きな賭けのようなことだけは避けて)、小さなチャレンジ(試行錯誤)を続けていく、ということだと思います。
そして、司法書士・行政書士は、体力が続く限り、いつまでもそれができる仕事だと思います。
