令和2年司法書士試験問題を解いてみました⑥/⑥
今さらですが、法務省HPにも問題と解答が公表されましたので、解いてみました。
解答方針として、分かり易そうな肢のみを軸足として、必要のない肢は検討もしない「午後の部でのお勧め方式」を採ります。
④~⑥で午後の部マークシート終了です。
本番で何問正解できたかの難易判断は、解答している状況が違いすぎるのでやめます。
私の平成27~31年度の午後の部成績は、23問(基準点未達)→25問→32問→27問→27問(合格年)です。この間、実力は微増を続けていたと信じたいですが、時間配分、そして合格が近いほど強いプレッシャーの中での、集中力や粘りや運などで、かなり点数が変動するのが実感です。
32問正解したところで、後の記述式に、自分にとっての十分な時間を残していなければ、涙を飲む結果となります。(そういう人は毎年相当数いるのではないでしょうか)
理想としては、後の記述式を解くための時間と精神的・頭脳的余力を残した状態で、27~28問(基準点+5問くらいの上積み)正解することを想定して、練習をされることをお勧めします。
合格が見えてくる実力があればあるほど、分からない問題や迷う問題が数問続くと、勝負の最中なのに、あせったり弱気になったりして、ダメージを受けてしまいがちですが、「7~8問間違えたところで、合格には問題ない。間違えても良い。冷静に先に進もう。」というある種の達観ができるようなイメージトレーニングです。
私の場合は、70分を想定ラインにしていましたが、平成31年度は80分かかってしまい、全く余裕はありませんでした。
上から順に確認していくしかないです。ア登記義務者なし、イ登記義務者現存、ウなし、エ現存、オ現存。ということで、1アウが正解です。落ち着いているか、いないかだけを試す問題ですね。
全ての肢が容易です。4ウエが正解です。
ウが明確な×なので、これを軸足にします。エが明確に○、オが明確に×なので、自信を持って5ウオが正解です。
各肢が短いので、全ての肢を確認します。ア知らない、イ明確に○、ウ知らない、エ明確に○、オ明確に○。正解肢についての知識がなくても1アウと正解できます。
オが明確な×であることはオートマ知識内です。イオかエオとなります。イもエも知らない事項ですが、イの方が×っぽいです。4イオが正解です。(まぐれ)
ア知らない、イ判断保留、ウは記述式の勉強の知識で明確に○、エも記述式の勉強の知識で明確に○、5ウエが正解です。
ア明確に×、イ判断保留、ウ明確に×、エは○っぽい、オは明確に○、もういちどイが×っぽいことを確認して5エオが正解です。(時間かかった)
ア明確に×、イ知らない、ウ判断保留、エ×だったような記憶あり、オ明確に×。考え込む時間は無いので、3イウと正解ですが、本番ではできている気がしない。
第1欄で○っぽいものは、2、3、4、5。第2欄で○っぽいものは、2。よって2が正解です。これも本番ではあせりまくっていることが予想され、正解できる自信はありません。
ア判断保留、イ明確に×、ウ明確に○、エ知らない。アに戻り、「前日までに承認決議がいるのでは?」と思い出して○と判断し、1アウが正解です。
エだけは基本事項で明確に×です。あとは聞いたことあるようなないような肢ばかりです。3イウが正解ですが、私はきっと正解できません。(ウは聞いた記憶がありますが、結論を覚えていませんでした)
これもまともに勉強して記憶している事項はありません。ぱっと見で、イは○、エは×のような気がしますので、エオを選びましたが、3イウが正解です。軸足にしたイとエをともに間違えたら正解しようがありません。